Rubyさわり始めてまだ半年ですが参加してきました。

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間違いあったら指摘お願いします

1日目(2014/11/13)

基調講演 まつもとゆきひろさん

『Rubyが教えてくれたこと』

  • 浜松の会社に勤務して社内ツールをつくっていたが、バブル崩壊で社内ツール作成チームが解散した。時間があったのでRubyの開発を始めた

  • 上司に承認を求めていると進まないのでSkunkwork(会社に報告せずに行う研究開発活動)として進めた

  • 許可を求めるな、謝罪せよ(3Mの社是)

  • アイデアに価値はない。実装のないアイデアはゴミ。

  • リチャード・ストールマン、彼は世界を変えた。MatzがRubyを作らなくても、別の自由な開発言語があっただろう。LinusがLinuxを作らなくても、別のフリーOSがあっただろう。しかしStallmanがいなければ、自由なソフトウェアは全てなかっただろう

  • 魅力的なOSSには魅力的なコミュニティがある。でも止まると死ぬ。

  • アマチュアでいよう(完璧な計画よりも柔軟な進歩)。最高のアマチュアは普通のプロよりも上

  • 開発者はすごいソフトウェアをつくろう。開発者でない人は、すごいソフトウェアを作る手伝いをしよう

感想

感動した。

三好秀徳さん (株式会社日立ソリューションズ)

『各Ruby処理系の性能計測調査報告とその考察』

  • まずPassengerでRailsを動かしてのベンチマーク。CRubyとJRubyで比較

  • JRubyのほうがCPUを消費する(特にGCがひどい)が、CRubyより少ししか速くなかった

  • Warbler(Rails appをwar化してJRubyで動かす、のかな?)は上記よりメモリを消費してるように見えた

  • PumaはCRuby+Passengerと同じくらいのメモリ消費量

須藤功平さん (株式会社クリアコード)

『Rubyを使った分散全文検索ミドルウェア』

Rabbitの作者の方

  • Rubyの浸透促進案 → 有用アプリをつくろう → ミドルウェアつくろう

  • 最高速、多機能で勝負しない

  • 使いやすさで勝負。導入・設定・運用の簡単さが重要

  • スレッド、シグナル、フォークは難しい三兄弟

  • CPUがボトルネック→処理を減らす

  • ネットワークネック→通信量を減らす

  • Rubyだから、我々は使うんだ!という強い意志で

発表資料

分散全文検索エンジンDroonga

坂東塁さん、岩瀬裕章さん (楽天株式会社)

『楽天のRubyベース分散型KVS “ROMA”への取り組み-GUIで変わるKey-Value Storeの提案』

坂東さん

  • 楽天での開発体制について
  • 基本スクラムでタスクボード、プランニングポーカーとか使ってる

  • ホワイトボードにFreeTaskのスペース。20%ルールみたく好きなもの作っていい

  • ツールはJira、Confluence、Stash(Atlassian製品)

岩瀬さん

  • ROMAは楽天が作成した分散KVS

  • ROMAのGUIであるGladiatorをつくった

  • なぜなら仕事の80%がROMAのサポート業務になってしまったから

発表資料

本多展幸さん、高尾宏治さん (Rubyプログラミング少年団)

『ぼくたち、Rubyプログラミング少年団! ~小学生からはじめるRubyプログラミング~』

  • ラリーペイジ「20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される」

  • これからはプログラミングができることがますます重要に。しかしそれ以上にプログラミングは楽しいもの

  • 松江市では全市立中学でRubyプログラミング教育が2016年度から実施

  • ScratchみたいにグラフィカルにプログラミングができるSmalrubyの紹介

    (App Inventorを思い出しました)

発表資料

島田浩二さん (株式会社えにしテック)

『私たちの会社を「開発」する ~Company Hacking Guide』

  • 経費精算処理:git + YAML + seisan

  • お問合せ対応:メールをgithub issuesに登録

  • 組織として、ソフトウェアを作り続けるチームをいかに支えていくか

  • 心配するのはやめて、コードを書いて幸せになろう(Matz)

  • ふつうの開発のように会社を経営する

  • Ruby Under a Microscopeの翻訳が出ます(Rubyのしくみ

Company Hacking Guide: We’re “Developing” Our Company

ショートトラック

本間紀史さん (株式会社フランジア・ジャパン)

『ベトナム・ハノイ市における学校での日本語IT教育にRubyを活用』

  • ベトナムはオフショア開発拠点として成長
  • ソフトウェア開発はクリエイティブで楽しいということをベトナムの学生に教えている

framgia「オフショアでのベトナム開発」

国広卓也さん (岡山大学地球物質科学研究センター)

『山陰から小惑星へ-地球惑星物質管理システムの着想と今』

  • 太陽系の隕石を分析。そのデータを後世に残したい

  • はやぶさサンプルの粒をスライスして、箱に入れて、子データ、孫データ..と増えていく。人間では管理できない。

これのことかな?

orochimedusa

本田智和さん (松江市)、石原航さん (株式会社テクノプロジェクト)

『Matsue Ruby GW「縁sys (えにしす)」が生み出す「人」と「技術」の縁結び~松江市と塩尻市、そしてRubyの新たなる挑戦~』

  • 松江市のグループウェア、縁sys。テクノプロジェクト社が開発しOSSに

  • 長野県塩尻市でも縁SYSのソースを利用したSymcグループウエアを開発

  • 民間でも使われ始めている

Ruby Prize 2014 表彰式

最終ノミネート

  • RubyのCI環境の為にruby associationと交渉

  • OSXでのCIのためTravis-ciと交渉

  • 等々

受賞講演資料

レセプション

全体的な感想

司会の白石さんのクオリティやばい

まとめ

まとめてありました

Rubyたのしい